2013年3月

space-design

テラコッタのその後

2013.3 / 12

メキシコ産のB級品

そんな

テラコッタ

そんなところ

本日快晴の中下ごしらえを敢行

救援物資も届いたので可能となったワケ

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「大理石用のダイヤモンドカッターの刃」

しかしながら

この刃

いくつかの注意が必要

なので

いつもより慎重になる

いつもは金属用の刃

しかしながら

今回は一周り外周が大きい事もあり

2点の注意が必要となる

安全の為に付けられているガードを外すので

持ち位置に刃が近いし

ビビルと握りが甘くなるので

予め持ち位置をしっかり決め固めておく

外周が大きくなるので遠心力が増すし

同じ回転でも刃の当たりが速い

ゆっくり切ると

切り口が乱れるので素早く一挙に

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予めこのような事柄を注意しておけば

事故にはならないと思いますが

タイルやレンガのカットをハンディーにて行うのは

危険なので

念のためにお伝えしておきます

使う分の真物の枚数

そして

カット分は段ボールで型を取り

必要な枚数を拾っておく

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サロン内でカットは不可

大量の粉が飛散するのでマイガーデンにて行います

そんなこんなで写真は撮れず

真剣勝負は一瞬

全てのカットが終わり

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後は塗り行程へ

テラコッタはもちろん無塗装

つまり

素焼きのまま

なので

用途に合わせ

塗料やオイルで仕上げる必要があります

今回は室内のため

主に色合わせと少しばかりの防水を考え

先ずは

英国生まれの

WATCO社のオイルステインにて下塗り

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素焼きなので吸い込みはよく

すぐさま次の行程へ進められて重宝します

次は表面仕上げ

フランス生まれの

LIBERON社のファインペーストワックス

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これは

ウエスで表面に余りが出る程度塗り

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数分おいて乾いた部分のウエスを使い

強く研くように拭き上げます

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下塗りも効いているので

ハンドメイドの雰囲気が現れ艶も程よく仕上がります

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この行程で

7種のサイズ27枚の素材が完成

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格安のB級品もここまでくれば

それほど劣りません

近いうちにサロンに貼りたいと思います

そんな

「テラコッタのその後」

でした

単なる独り言ですよ

行きの機内から

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「こんな富士山は初めてだな〜」

中村家

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「これ見ると結構真剣に撮ってますね〜」

重要文化財

「失礼しました」

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「ヒトん家に入るんだから帽子は取んなきゃね」

釜戸を視ると

「昔の実家を思い出す〜」

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昔の実家は土間だったけど

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「裕福なお家では石敷きだよね」

昔は粗末に扱われていた豚の家畜堀は外

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その中

なんとヒトのトイレと共通だったとさ

「驚いたね〜」

埋めてあるのがその跡

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ここに要を足し豚堀の中に流れ入る仕組み

沖縄にはシロアリが多いようで

トラップが最近よく売れているようです

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庭にトラップ埋めてありました

中に餌入れて数日後に捕獲されすらしい

やっぱ

「沖縄の花は綺麗」

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ヤチムンとハイビスカスなんてのも

「良いですね〜」

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残波岬にて

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灯台見てたら

こんなに近いとこ

米軍貨物機

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短い滑走路でも離陸しやすいようで

「ケツの角度がキツイね」

そして

琉球最初の進貢使

『泰期』の像

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指すのは明

書いてある事がなにやらおかしい

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私なりに解説すると

この方は現在の中国との貿易に関わった最初の琉球のヒト

当時は主に琉球馬と硫黄を輸出

この

硫黄は爆薬の原料

なので

明が攻め込まないとも限らない時代

そこで

「有効的な関係を築いたのこの方の実績は大きいのです」

この方が居なければ

「琉球王朝の発展は無かったかも知れませんね〜」

夕暮れは外を散歩

そして

こんな居酒屋発見

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なんと

屋号は『おんなまつり』

一瞬入りかけたが

「ここ恩納村だよね〜」

しかしながら

「ネオン管にせんでも良かろうもん」

朝食は普段とりませんが

旅行先では必ずいただきます

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そして

食後は必ず浜へ

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「もっと時間欲しいな〜」

塩の勉強もしましたよ

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最近注目の塩

工場に行って来ました

たまに点検する時しか内部は見えないのですが

ラッキーでした

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塩山が出来てますね

絶えず潮の流れている沖からパイプで海水を引き込んで

温風のみで結晶化させる事に成功したのだそうだ

純粋なミネラルを分解する事無く精製

なので

「普段の塩っぽくない塩なんだよね」

休憩にいただいた

『塩アイス』

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ここだけの話

「微妙だよ」

そんな

「先週 沖縄にての独り言と番外」

でした

arts-crafts

読谷山村「北釜」

2013.3 / 7

毎度の事

北釜だけは欠かさず訪れる

特別に許され

本日は大変貴重な見学をさせて頂いた

そんなところ

午後の3時の休み時間にと合わせて出向いたのだが

誰もいない

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奥の作業場にも誰もいない

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仕込みを終えた作品が一つもないので

さては

窯に向かうと

煙を見れば

釜に火が入っている事が解る

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ちょうど

米司さんがお弟子さん達に解説している真剣な様子

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なにを解説しているかと言うと

色の発色具合

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因にこれが1回目の色確認

米司さんが忙しそうだったので

もう一人の親方の共司さんを捜すと

テレビの取材で忙しそうだった

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取材嫌いな方なので

私と一緒に放っときますか

いう事になり

仲間のもとへと戻って

その後の様子を見る事に

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この時点で

一挙に私も燃える

上り釜には大量の薪を要す事が両脇に積まれた

量を見れば解る

約数トン

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一番下の窯の口には

昨日から火を入れてある事から脈々とした様子が

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火を入れると

数名のお弟子さん達が両脇に配置し

三日三晩

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手に取っている

細く長い薪を使い

温度の変化に対応しやすくしている

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時折

薪くめの口から覗き

内部の様子を確認し

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火の周りが良いか常に気を配る

この部屋が13も有るのだから大変

そして

2回目の色確認

上部の抜きの口を空け

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長い鉄の棒を入れ

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あらかじめ近くに置いてあった

小さい作品を取り出す

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この時点では

土が燃えている

素早く表へ出し

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色確認のために数色に配色された

楊子入れにて発色を視る

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比較すると

奥が1回目 手前が2回目

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この時間差が45分

そんなあんなをくり返し

お弟子さん達は神経質に作業をしている様子なのだが

戴いた地元の菓子で一休みしながらの

談議はつづく

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因に

毎度アポ無しで訪れるのは

一種の作法

あまり約束事を得意とする方ではないし

北釜にはそんな空気があるので

毎回そうしてます

しかしながら

このような内部は普通は入れないので

くれぐれも足を運ぶ方々は

お弟子さんに確認をし

外部から見学して下さい

そんな

読谷山村「北釜」

でした

others

ヒロ散歩!

2013.3 / 6

さすがの沖縄でも今の時期は景色に乏しい

そんなところ

しかしながら

本土に住む環境とは全く違った

散歩も楽しめるワケで

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ハブが出る散歩コースに入り

本土のソテツとは違った

雰囲気の密集に出会う

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そうかと思ったら

本土ではかなり人気がある

クワズ芋

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全くスケール感が違っている

岩場にはハブも居るので

それほど奥へは行けないのですが

琉球石灰岩の岩肌も見て取れる

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ヤシの仲間も現れ

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実を観察したら

コウモリの好物ということもあり

本来は鈴なりのはずが

つまみ食いの痕跡あり

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そしたら

ちょいと違った

トックリヤシモドキが現れ

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その名の由来のトックリを観察する

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モドキが付いていると言う事は

付かないものも在るワケで

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付かないのが高価な品種で育ちが遅いし

下のフクヨカさが

たまらない

街中を歩けば

街路樹も色鮮やかに

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空を見上げれば

今では住居区の上もおかまい無しに飛ぶ

オスプレイ

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気を取り直して

色物探せば

ハイビスカスが数種

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そうかと思いきや

野良ちゃん付いて来る

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近くには

おそらく兄弟らしきお揃いの柄の子が数匹

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反野生なのでしょうか

シッポが長く細い体系

山猫に似ておりましたので

肉球観察

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最後に浜辺へ降りて

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何やら変化は無いかと探すのですが

これといって変わりはなく

きめが細かい砂は歩き心地が良く

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閉めに水平線に思う

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そんな

「ヒロ散歩」

でした

others

中村家

2013.3 / 5

マイルポイントで来る沖縄の旅

なんと

今回で5回目

そんなところ

なんか心残りがあって

再び「中村家」へ

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中村家へは今回で2度目

グスクと呼ばれる琉球王朝の城にて

石組みを主に勉強を重ねてきましたが

現実的な視点から見ると王朝級は勉強にはなるが

参考にはならないな

判断

そして

豪商 中村家を参考にさせて頂くべく

抜き取りの調査

中村家の屋根はご覧のように複雑

なので

「瓦のキリズマなどのチョウジリ」

視させて頂いた

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いくつもの使用目的の違った建物を細かく合わせているのですが

その

『方法と部材の使い方』

勉強になりました

次いで

「石組み」

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縦に積む横に並べる下に敷く

この3点を主に

以前にもお伝えしてますが再度細かく分析し

『勾配のつけ方 手法 壁面の斜度』

勉強になりました

そして

先ほどの屋根の下

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本土では軒の部分

こちらでは

「アマハジ」

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『土の乗せ方 下地の結び 根太のまわし方』

勉強になりました

ほんの一部ですが

以前はそれほど本気で視ていないこともあり

実際に細かく視ていると

後2、3度

来るような来ないような

そんな

「中村家」

でした