毎度の事
北釜だけは欠かさず訪れる
私
特別に許され
本日は大変貴重な見学をさせて頂いた
!
と
そんなところ
午後の3時の休み時間にと合わせて出向いたのだが
誰もいない
下
奥の作業場にも誰もいない
仕込みを終えた作品が一つもないので
さては
?
窯に向かうと
煙を見れば
下
ちょうど
米司さんがお弟子さん達に解説している真剣な様子
下
なにを解説しているかと言うと
色の発色具合
下
因にこれが1回目の色確認
米司さんが忙しそうだったので
もう一人の親方の共司さんを捜すと
テレビの取材で忙しそうだった
下
取材嫌いな方なので
私と一緒に放っときますか
と
いう事になり
仲間のもとへと戻って
その後の様子を見る事に
下
この時点で
一挙に私も燃える
!
上り釜には大量の薪を要す事が両脇に積まれた
量を見れば解る
約数トン
下
一番下の窯の口には
昨日から火を入れてある事から脈々とした様子が
下
火を入れると
数名のお弟子さん達が両脇に配置し
三日三晩
!
下
手に取っている
細く長い薪を使い
温度の変化に対応しやすくしている
下
時折
薪くめの口から覗き
内部の様子を確認し
火の周りが良いか常に気を配る
!
この部屋が13も有るのだから大変
そして
2回目の色確認
上部の抜きの口を空け
長い鉄の棒を入れ
あらかじめ近くに置いてあった
小さい作品を取り出す
この時点では
土が燃えている
!
素早く表へ出し
色確認のために数色に配色された
楊子入れにて発色を視る
比較すると
奥が1回目 手前が2回目
この時間差が45分
そんなあんなをくり返し
お弟子さん達は神経質に作業をしている様子なのだが
戴いた地元の菓子で一休みしながらの
談議はつづく
下
因に
毎度アポ無しで訪れるのは
一種の作法
あまり約束事を得意とする方ではないし
北釜にはそんな空気があるので
毎回そうしてます
!
しかしながら
このような内部は普通は入れないので
くれぐれも足を運ぶ方々は
お弟子さんに確認をし
外部から見学して下さい
!
そんな
読谷山村「北釜」
*
でした