2015年5月

arts-crafts

縦長形状の器たち

2015.5 / 4

探すと意外と出会えない形状の縦長

茂生窯

タカワシ
(古く贈答の際に酒を入れた器で酒を入れそのまま熟成させる為にも使う)

通常フタ付き

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色味はヤチムン独特

こちらの窯では徳利状の作品が多いように見受けられる

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ワインボトル

(フタはコルク)

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窯は不明

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口の厚みは薄く

ワインボトルらしく他の徳利状のモノとは印象が違う

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最後に

一般的なヤチムンとは作風は違うがヤンバルの風景を幾何学紋様で描き込む個性派

有名作家の一人で沖縄生まれ

メキシコ留学等経歴も他の作家とは違う

友寄 淳 氏
(ともよせ あつし 工房友寄)

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先ずは

花を生けて空間との調和を楽しみたいと思います

そんな

「縦長形状の器たち」

でした

arts-crafts

古典との調和

2015.5 / 2

北釜に行った時に聞いた

今は古典にはまっている

モノを作るには日々向上心を持って一つ前へ一つ前へ

時に新風を吹き込み

試みの連続

数百年も続くヤチムンではたま〜に古典に戻し

改めるような事もしている

比較的に北釜の親方衆はチャレンジ派

そのスタンスで古典を取り込むとどうなるかと云いますと

面白い融合が起こるのです

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作品の個々から感じた事柄等あえて私の主観は述べませんが

「新しいモノが生まれます」

おもしろい

そんな

「古典との調和」

でした

garden

実は

2015.5 / 2

実は

木立するヤシに興味が有りまして

「ヒカゲへゴ」

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こちらは自然にも分布しているようですが

大きな個体で15メートル級のものもいるとか

すばらしいシダです

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ジャカランダのような幹上がりではなく綺麗な花は咲きませんが

立ち姿が美しいのです

そして

時期的に「旅人の木」が花期でしてあちらこちらで咲いておりました

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東西に大きく芭蕉のような葉を扇状に広げる

方角を見失った旅人が頼りにした事から名が付いているようですが

もう一点有りまして

広げた葉の付け根に水が溜まります

それを旅人が飲み助けられたと有りますが

実は

飲んだヒトは腐っていて飲めずに

!!!

との事でした

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最後に

ハイビスカスの花は皆さんご存知かと思います

多くの品種も見所満載ですが

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次ぎ次ぎと咲いてくれるので気にする事でもないでしょうが

実は

咲いた花はそれ程日持ちはしません

咲いた花は遠慮なく摘んで水に浮かべ

保ちも良く嗜むのも良く

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そんな

「実は」

でした

garden

ビスマルキアと

2015.5 / 2

男前に会えました

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ビスマルキアの雄です

残念ながら時期的にシルバーブルー感が弱いですが

夏には綺麗な色になるでしょう

葉の表面に蝋成分を出し熱さから守るようにしているので

扇状のヤシでは比較的シルバー系の葉の品種の方が暑さに強いような話も有ります

雄は花を咲かせます

残念ながら花はついていませんでした

ですが

ですが

美人さんにも会えました

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こちらが雌のビスマルキア

雌は花はつけませんが種がつきます

たまたま観察出来ました

1

ちょっと近くに似た個体もあったので次いでに

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似てますね

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御覧のように裏を視ても解りません

違いは葉の表に有りまして

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赤いのが見て取れると思いますが

「ベニジュロ」

です

ビスマルキアも付け根は赤みを持っていますが

付け根の形状と

葉の織り部分には赤い線は有りません

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更に

黄色っぽいヤツもおりまして

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「キイジュロ」

です

そして

ビスマルキアは耐寒性があり

関東でも地植え出来るような話は有りますが

期待出来ないと思います

温かくなってから外へ出しましょう

そんな

「ビスマルキアと」

でした

garden

コウモリラン

2015.5 / 1

宿り木

トックリヤシに着生し大きく育ったコウモリラン

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少々高いとこですが

ユスラヤシにも巨大な個体も寄生してまして

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そもそも

直射日光は嫌いなはずなのに見事に適応しております

よくよく観察すると

上部の葉先に葉焼けの痕跡が見受けられましたが

下部にはそのような痕跡は無く適応能力がかなり有るように感じました

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関東でも大きい個体は見た事有りますが

しっかり着生している本来の姿は見事ですね

そんな

「コウモリラン」

でした