「単幹種」
タンカンシュ
のお話ですよ
!
幹が一本で高くそびえ立つ品種が多い
そんな
種
中でも代表的な種は「ヤシ」でしょうかね
!
2種のヤシから
面白く解りやすい現象を確認したのでご紹介
先ずは
「ユスラヤシ」
下
相当高く伸びてますね
!
15メートルくらいでしょうか
実は
ヤシには年輪がありません
なので
横シマになっているところをおおかた数えます
しかしながら
何歳かははっきりしません
横シマ一つが一年経ったとは言えないのですよ
!
「横シマは葉が落ちる際に出来るの痕」
なので
一年で3つくらいの痕が出来ると思われますが
気候等の環境によってははっきりしないのです
そこで
ユスラヤシの正常な痕は
下
しかしながら
ちょいと異変が起きているのが
下
これは
移植した時に出来る
成長のリズムを狂わせた証
なのですよ
!
普通は見落としてしまいがちですが
移植組みと既存組みが混じり合っている事もあるんですよね
!
そして
「アシカヤシ」の奇妙な現象
下
右の枯れた幹は確認出来ますかね
?
その同じ高さに通常の幹は一本なはずなのに
二本に分かれているものがあります
!
これはウイルス等の影響で危険な状態を悟った時等におこる
自らの強い対処法で変異し二本に分かれた現象なのです
対処を普通にしておれば何も無かったように伸び
過剰に対処して二本に分かれたもの
そして
対処を怠り枯れたもの
それらが
この中に共存してます
!
更に貴重なものが
下
下で二本に分かれ
更にその上でそれぞれ分かれておりました
この現象は一万本に一本くらいの現象らしいですが
当然
頭が重くなり
曲がっております
それはそれで
単幹種の特徴である
無駄に横へ枝を出さず
密集地帯であっても周囲の植物より早く上に延び
陽を受ける最大のメリットは無くなってしまいます
!
う〜
そんな
「沖縄植物観察紀行」
*
でした