オールオーバー
世の中にある平面デザイン
そのほとんどは
ペルシャを起源とする物が多く
その中の一つ
「オールオーバーデザイン」
タブリーズ産のアンティークから抜粋し
検証
!
と
そんなところ
フィールド内の括られた中
そこに
くり返し くり返す
その
マルチプルな文様
その
大きな形式の事
TABRIZ
300×206
GHARABAGHI作
タブリーズ産の作家もの
下
柄はメダリオン無しのマヒ
下
古い物なのでマヒの柄が大きく
その全ては花から構成されている
因に
マヒ柄のマヒ
『小魚なんかがうようよいるように見えること』
から来ているようですが
実際絨毯では魚ではなく『花』
引きで視ると
並置混色されるので
気が付かない色数
しかしながら
寄りで視ると色数が多いのに気が付く
下
そして
TABRIZ
197×154
「GHOBAD」
下
ペルシャ絨毯の定義として
通常の見方向は織り始めを下(手前)を
基本としているのが
オーバーオールデザインの場合
横位置での見えも悪くはならない物が多い
その代表格なのが
この
ゴーバッド
因に
横位置にして視ると
下
何ら問題なく崩れたりはしない
そんな視る方向の制限が無い事から
使い勝手がとても良いのですよ
!
ゴーバッドの柄の大きな特徴は
下
四角い特徴のある文様
それと同じような文様を持つ
下
こちらも
「GHOBAD」
タブリーズ産
395×295
かなり大きなサイズですよ
下
こちらも
同じようにマルチプルにくり返され
フィールド内が埋められている
下
以上
タブリーズ産アンティーク3点で
オーバーオールデザインを検証しましたが
細かく
更に細かく
柄や時代によって
固有の名称を持ったデザインまで存在しているのですよ
!
ま
今日は型にはまったお話でしたけど
硬くなる事も無いですよね
!
そんな
「オールオーバーデザイン」
*
でした