これ
蟻組み
(ブラインド加工)
下
丁寧に造られた家具の多くにみられる
角の部分の組み加工
ルーターで自由に設定出来れば
端端のピッチの割り振りも
デザインに無理がこないわけで
そんなジグを探していたところ
クレアのヒロさんが重宝していると言うので
昨日
お邪魔してみた
基本は
はめ込みは接着はせずに摩擦抵抗と台形状のハマリ
と
そんなところ
ここに紹介しているのは
「ハーフブラインド」
(包み蟻組み )
要するに
あれ
引き出しのような部分に使う
『全面に処理が見えない方式』
気になるジグは
『レイのダブテイルジグ』
カナダ製
下
値段も手頃で
自動式では無い物の
自由にピッチが設定出来る魅力は大きいな
それに
ルーターが在れば
通し蟻組み 包み蟻組み 蟻溝 組継ぎ
が出来る
*
ここで
ブラインド加工
あれこれ
家に在る抜粋した物を紹介します
古い物から
よくよく観ると
これはまだ機械加工をする前の時代
「通し蟻組み」
職人の素朴な手仕事の感覚が伝わって来ます
*
そして
これもまだハンドメイドの時代
下
フタ部分と下の箱部分の
溝のピッチが大きく違います
ま
手抜きに感じもしますが
ハンドメイドの時代は
このように
必要最小限に加工の手間を省き
その中で
良い物を造る努力がみられます
*
更に
違った方法もみられます
Aは蟻溝「ダブテイルデイドー」でBは蟻組み「ハーフブラインド」
このように
手間のかかるハーフブラインド加工を少なくし
手間を省いているケースも存在します
お気に入りのハンドメイドは
下
120年ほど前のブランケットボックス
ENG
通し蟻組み
『スルーダブテイル』
なんといいますか
溝センスですかね
!
そして
自動でハーフブラインドで加工する時代になると
下
こんな感じで
やや味気なくなってしまうんですよね
!
せめてジグで加工し
自動は避けたいんですよね
同じ省き方でも
自動より
工夫した溝加工で攻めてみたいんですよね
そんな
「ブラインド加工」
*
でした