気持ちよい仕上がりですよ
!
積まれた
「赤レンガ」
下
その
「赤い色」
土に含まれる鉄分が適温で焼かれると赤くなる
その
「赤」
サロンの調和は理にかなっているのですよ
!
なぜなら
拡張スペースで使っている木は
「ホワイトオーク、レッドオーク、ナラ、栗、ケヤキ」
全てメの詰まった硬い木
これらは
アイアンとの相性は言うまでもなく良いワケで
その鍛鉄そのものの原料が鉄なのだから
相性が良いのも何となく解る話
そして
もう一つ
秘策を仕込んでおいたのですよ
!
壁の仕上がりは砂漆喰
下
表面の質感はレンガに似ているし
調色の際に私が混ぜ込んだのは
「酸化鉄」
その酸化鉄の多く含まれた土を焼くと
赤いレンガになるのですよ
!
なので
「サロン内は仲良しこよしの材ばかり」
そして
本場英国製のこのレンガ
表面には
ざらざらとした粉がまぶされています
下
つまんでみると
下
これは
モルタル等で積み上げて行く際に
表面に付いた余分なものを取りやすくする為のもの
なので
モルタルを喰わせる面は取り除いた方が良いでしょう
そして
下側はフトコロが有って
モルタルを大量に喰い強度のある壁面が可能となる
あらかじめ
半割にカットしておくと
施工が楽だし現場は汚れません
下
切断面はメの詰まった上質のレンガだと一目で解ります
下
そんな事で
かなり重さもあるので見せかけなくとも
自然と重量感が出るのです
!
施工の始まり
凹みのフトコロにモルタルを山状に
下
ひっくり返しで乗っけます
端と端を積んだら糸でガイドを取る
下
何度かピッチの確認をしながら
一段目は慎重に積んで行く
下
慣れるまでは手前下がりになりやすいので
注意
タタキは奥側だけで十分
下
横並びを終えたらメジを入れて一段終了
下
二段目以降は同じ要領で
午前中で6段
17時過ぎに予定の面の13段が積み上がりました
下
完璧に近い上がりでホッとしております
!
因に
赤レンガのメジは白が通常です
白モルタルの場合は
「白セメンと山砂」を混ぜ合わせる
そうすれば雰囲気が大変良いですよ
!
サロンの場合
白メジを用いるとレンガの面が目立ち過ぎてしまい
全体の調和が損なわれると判断
なので
セメンを多めのモルタルで施工しております
しかしながら
まだまだレンガ施工の予定は終盤を残しております
そんな
「赤レンガ」
*
でした