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手始めに1本

2012.6 / 20

昨夜搬入の予定が台風の影響で延び

本日午前に古材が届く

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ギャラップの仲山さん(奥)

梁に使われていたオークの古材

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これは見慣れないと

ゴミにも視えてしまうほどの材なのですが

研けば光るダイヤのようなそんな材なのですよ

搬入終えて休憩中

搬入の手伝や なにか無いかと気になって来てくれたサロンスタッフと愉快な仲間達

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あ〜

まったりしてしまったな〜

まるで

キャンプに来ているような

そんな

「まったり」

せっかく来てくれたので

「1本くらいは見せないと」

届いたばかりのオーク材をまな板に乗せ

解説しながら調理を始める

まずは

プレーナーで古材の良さを殺さない程度に削る

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次いで

プレーナーでチョウナがけをし

不自然さをなじませる為とへこみ部分の削りの為

サンディング

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削りが終わったらオイルを塗る

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きり油の香りの良さに滅多に現場にお見えにならない監督さんも

嗅ぎに来た

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サンディングを終えオイルを塗ると材の強度や風合いに深みが出ます

特にオーク材などの広葉樹には虫に喰われない為にシブが多く含まれていて

オイルを塗る事で反応し飴色になります

もちろん

オイルは何でも良い訳ではないので

様々な組み合わせをいく通りも経験しその違いを記憶しておくと

いつかの現場で「あれが使えるな」!て事になる訳ですよ

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乾きに時間のかかる「きり油」は今回の最良のチョイスと思います

のんびり作れば良いのですから

時間を気にせず仕上がり重視

左がビフォー 右がアフター

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古材の風味が適度に残って

ハードすぎない仕上がりかと思います

因に

壁面は漆喰の予定なので

軽すぎてもNGかと思います

しかしながら

「これ位が良いな〜」なんて曖昧な感性の世界なので

表面の見える材は私が担当します

そんな

「手始めに1本」

でした