Antique & Vintage

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ソファーの足下に

2013.10 / 16

台風が去りました

明日からは一段と秋も深まるような気配

なので

サロンの玄関マットに用意した

「YALAMEH」

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ヤラメー産の3メダリオン

通常

土足で使うにはもったいないような気もするが

当方

土足暮らしの上サロンも土足

なので

それに持ちこたえる丈夫な絨毯が必要なのですよ

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よく視ないと分からない柄も細かく視ると

蝶や鳥

そして

草花

まさに

ハッピー柄なのだ

シラーズの絨毯の中でも目が細かく

ベースのサフランがメルヘンの世界をやや落ち着かせ

秋冬のやさしいお出迎えにはよろしいかと

入れ換えに

バルーチの夏向きなものをクリーニングにも出せる

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メダリオンが3つで見方向が4方

シンメトリーゆえ

片方が踏まれても左右に返せば

ダメージの片寄りも無く

ソファーの足下にはもってこいのサイズ感

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これは明日からサロンで使います

そして

同じ使い勝手の

「SAROUGH」

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遊牧民のメルヘンな世界とは違って

曲線の花

しかしながら

その花は素朴な程度で穏やか

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色数も多いのですが色調が近く

それが又穏やかに感じる

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3Pのソファーの前に敷いてみると

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サブボーダーの外側

エッジの部分が広くそれもこの絨毯の特徴の一つ

定かではないのですが

サルーク産はエッジの使い方に特徴的なものが多く感じる

場合によっては

広い絨毯だけが良いワケでもないのですよ

狭くても

効果的

そんな

「ソファーの足下に」

でした

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古い道具

2013.10 / 10

たまには手入れをと

古いツールを取り出し

改めて感じる

古い道具は良いもんだ

抜粋し

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手のひらサイズのカンナ

古く使い込まれているものなので

表面上のダメージは多少はありますが

もちろん現役

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古い道具はそれなりに

そして

それでなければ出せない表情を出してくれる

最新の道具が成す仕上がりも良いのですが

それではダメな事もある

なので

私はこのような道具が必要なのですよ

ちょいと見慣れないカンナも場合によっては

活躍するワケで

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調整が細かくシビヤではありますが

作業は楽

楽しみ半分で一味違いますよ

調整はルーズでも手の感覚を優先させるような

小型のモノもあるワケで

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面取りにはけっこう使えますよ

味のある道具の言わんとするところが

何となくは理解出来ましょうか

そもそも

それほど正確に図っても

かなりな部分

職人の癖や感覚に委ねる部分が多く

しかしながら

仕上がりはかなり緻密で隙がない

そんな感覚

道具の醸し出す雰囲気を比較すると

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味気ないレベルと味のあるビンテージのスケール

それは

一目同然

そして

スケールもそうなのですよ

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巻き込む際は

軽く押して

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ひっくり返して

ツマミを回せば巻き上げ

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ft
(フィート)

IMGP5675

裏はLinkになってます

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今となっては馴染みが無い寸表記

しかしながら

古い家具を分析していると

センチでは不明な微妙な数値がよくあるワケで

これがあれば数値のメッセージにたどり着く

おまけに

ソウやハンマーにいたっても同じような事が言えると思う

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なんか造りたいね

そんな

「古い道具」

でした

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オールオーバーデザイン

2013.7 / 31

オールオーバー

世の中にある平面デザイン

そのほとんどは

ペルシャを起源とする物が多く

その中の一つ

「オールオーバーデザイン」

タブリーズ産のアンティークから抜粋し

検証

そんなところ

フィールド内の括られた中

そこに

くり返し くり返す

その

マルチプルな文様

その

大きな形式の事

TABRIZ

300×206

GHARABAGHI作

タブリーズ産の作家もの

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柄はメダリオン無しのマヒ

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古い物なのでマヒの柄が大きく

その全ては花から構成されている

因に

マヒ柄のマヒ

『小魚なんかがうようよいるように見えること』

から来ているようですが

実際絨毯では魚ではなく『花』

引きで視ると

並置混色されるので

気が付かない色数

しかしながら

寄りで視ると色数が多いのに気が付く

IMGP5435

そして

TABRIZ

197×154

「GHOBAD」

IMGP5406

ペルシャ絨毯の定義として

通常の見方向は織り始めを下(手前)を

基本としているのが

オーバーオールデザインの場合

横位置での見えも悪くはならない物が多い

その代表格なのが

この

ゴーバッド

因に

横位置にして視ると

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何ら問題なく崩れたりはしない

そんな視る方向の制限が無い事から

使い勝手がとても良いのですよ

ゴーバッドの柄の大きな特徴は

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四角い特徴のある文様

それと同じような文様を持つ

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こちらも

「GHOBAD」

タブリーズ産

395×295

かなり大きなサイズですよ

IMGP5417

こちらも

同じようにマルチプルにくり返され

フィールド内が埋められている

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以上

タブリーズ産アンティーク3点で

オーバーオールデザインを検証しましたが

細かく

更に細かく

柄や時代によって

固有の名称を持ったデザインまで存在しているのですよ

今日は型にはまったお話でしたけど

硬くなる事も無いですよね

そんな

「オールオーバーデザイン」

でした

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暑い季節にはもってこい

2013.7 / 18

暑い季節になりました

なので

もってこいの季節到来

そんなところ

約2年半ほど前になりますかね

タブリーズ産のメダリオンを敷き込んだのは

ベージュを基本としたマヒ柄

当時のパシャリが

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敷き込みの最中から

監督さんをはじめ家のワン子達のお気に入りになったこちら

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2年半も経てばお気に入り過ぎて

絨毯を舐める癖に取り付かれたチャッピーにより

シミが

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そんな事から

通年を通し最も絨毯の洗いに適している今

さくっと畳んで

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ポイ

メンテナンスにお願いした

ここまでが私の事柄

ついでに

貴重なアンティークの絨毯に遭遇したので

<お話1>

ESFAHAN
イスファハン

222×152

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色数が多くボーダーの柄密度も良い

イスファハン産の中でも珍しいタイプの柄

70年は経っているが使用感は無く

非常に状態のいい物

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フィールド内の生成りの色味もやや濃く

柄の密度がとても良い

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毛足は短く織りの密度もあり

しなやか

縦糸はシルクで横糸はウール

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自由柄の伸びの良さは元より

その後のイスファハンの柄に大きな影響を与えている

そう言った貴重な1枚

そして

<お話2>

MEIMEH
メイメー

318×232

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一見

平織りに有るようなデザインにも見える

しかしながら

絨毯の場合

柄の奥行きが違う

メダリオンと言ってしまいがちだが固有の柄

joshaganジョーシャガン

この産地にはよくみられる柄

100年は経っている1枚

ウール100%

IMGP5285

中心のメダリオンもさることながら

メインボーダーはもちろん

サブボーダーに至るまでバランス良く縁取られている

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結びはカギを使わない手による物で

裏の景色も良い

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ルーペで覗くとこんな感じ

IMGP5300

広く見ても狭く見ても

なにかしら見えてくるのがペルシャの絨毯

図柄の中心にもう一度目を向け

一つ一つのダイヤ柄

つまり

メダリオンのオンパレードに目を向ける

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IMGP5276

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このようなメダリオンの一つ一つに意味合いを持つのですが

これが26種類ばかりあって

そこには触れませんが

大変良い完成度だと思いますよ

モノづくりを通して分析すると

様々な物が見えてきて

いつの間にか刷り込まれます

この

刷り込みが貴重なのですよ

意識をしていない目で視ますが

良い物は自分の感性を通し

気になる物とそうでない物に分かれます

その自分の感性を疑った事は無いのですが

目的あっての物

なので

使い方の背景や使う方

その擦り合わせ

場合においての

良い悪いは最終的に判断

しかしながら

なにを取っても

先ずは自分のフィルターを通し

記憶されない事には始まらないのです

絨毯の柄に限らず

いつの間にか

何かしらのイメージに何かが関わって行くのですよ

記憶を探れば

!!!

そんな

「暑い季節にはもってこい」

でした

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ジャジム

2013.5 / 8

様々な織物をご紹介して来ましたが

知ってもらいたい物がありますよ

「ジャジム」

ウール100% 草木染め

IMGP1831

元々はブランケットや長く織っておいて

使いたい長さに合わせ

切ったり繋いだり

あの手この手で使える織物として

キリムよりも古くから

広く愛用されて来た代表的な織物なのです

遊牧民ならではの持ち運び等にも適しておりますよ

ペルシャのアンティークのジャジムになりますが

コーディネートの際の幾つかのポイントを

ご紹介

西洋アンティーク家具であれば

ほとんどの物に相性は良いのですが

更に雰囲気を出すには

ジャジムの上にモノを置いて下さいな

先程の西洋アンティーク家具のように

陶器や木彫りとの相性はかなりいいと思います

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以上のように

色は離さず近い色合いの組み合わせの方が

良いと思います

それと

確認のため

ジャジムのみを置いてみると

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モノを置かないと極端に寂しくなるんですよ

全て私の好んでいる色、柄、サイズになっているので

合わせやすい事もありますが

因に

ガラスのモノよりは陶器の方が良いようです

更に

花瓶に花を生けても良いのでしょうね

以上

視て頂きお気づきかと思いますが

短い方にフリンジがあり

ストライプ柄になっているのが基本です

ストライプの中に紋織りのあるのが

一目で解る特徴なのですよ

IMGP1446

私の好みは上の写真にあるような

ウェーブ柄

そんな

「ジャジム」

でした