2014.12 / 25

共通点

*midori*

ピアノをやっていた時期があったのですが、

最近美容師の仕事と演奏って似てるなと思うことがあります。

 

規則的なものを一度のみこんで自らの感性を使って表現する。

左脳でとらえて右脳で出す!

頭で図を解読して体を動かして出す!みたいな…笑

譜面図→自分→音

展開図→自分→スタイル 

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あとは

例えば、演奏するとき

楽譜にある音符を譜面通りに弾けるように練習をする。

それはピアノだったら指を動かす練習曲をやったり

譜面の音符を間違いなく音をひろう練習。

それがある程度できるようになると、

曲の全体の流れや自分なりの曲の解釈をしてここを強調しようかなとか

いろいろと自分の音、曲を作ります。

そして演奏したときに、完成する。

でもその時のコンディションなどで音は変わるし、

同じ曲を同じように弾いたとしても全く同じにはなりません。

もちろん演奏する人が違えば、同じ曲でも全く違うものになります。

 

美容の仕事も、

スタイルを作るうえでハサミや他の道具をまずは使う練習をし、

ベースになるカットの工程をまずは切れるようにする。

それができるようになると、お客様の雰囲気や骨格などを自分なりに解釈して

全体のスタイルを決めます。

そして、施術して完成する。

これもまたお客様がたとえ同じ人で同じベースのスタイルでも、

季節やその時の状況によって違ったりもする。

もちろん同じ工程で他の誰かが切っても、全く同じものにはなりません。

 

オーケストラなどいくつかの音が入ってくるのはパーマやカラー。

ベースがあってその引き立て役がいる感じ。

ジャズなどでよく聴くアドリブはスタイリングやヘアアレンジ。

基本ベースはあるけれどやる人によって少しだけ変えてみたり、ほぼ違ったようなものにもなる感じ。

 

そしてできたものが良いか悪いかは、

上手いか下手かというより

演奏を聴いた人が感動するか

カットされた人が感動するか

ということ。

 

私の勝手な解釈で

もっと他のことでも置き換えられるものはたくさんあると思いますが、

自分が経験したことなので、これがしっくりきます*