2014.4 / 16

どっちも実話

*さいき*

昨日映画を2本見ました

まず「カジュアリティーズ」

ベトナム戦争の映画ですが

多くのアメリカで製作されたベトナム戦争映画とは趣向が異なり、

アメリカ陸軍兵士が戦争によって精神を病み、狂気に犯されるという設定だけではなく、

狂気に侵されベトナム人少女を凌辱した挙句に射殺し、

それを告発した兵士が軍隊内で様々な妨害、無視にあうという、前線に展開するアメリカ陸軍内の体質や、

それに浸かり切った将兵の醜さや残酷性があって

ショッキングな史実です

映画の中で主人公が仲間に

「勘違いしてないか?

いつ死ぬかわからないから何してもいい?大切なのは逆だよ

いつ死ぬかわからないから余計に考えなきゃいけないんだ」

って言ってました

モラルを失う事の恐怖を感じました

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もう1本は「マネーボール」

野球を「27個のアウトを取られるまでは終わらない競技」と定義し、

それに基づいて勝率を上げるための要素を分析した。

過去の野球に関する膨大なデータの回帰分析から「得点期待値」というものを設定して、

これを上げるための要素を持つ選手を良い選手とした。

具体的に述べると、出塁して長打で得点することが最も効率的である。


要は年俸の低い選手でも

出塁率や長打率などが良ければアウトにはならないワケで

逆にバント等はアウトを作ってしまうのでやらない

将来性等数値化できない事は無視する


年俸が少ない選手はエレファントシンドロームである可能性があるだけで

能力は高い事もある


とてもおもしろい映画でした

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