*さいき*
昨日映画を2本見ました
まず「カジュアリティーズ」
ベトナム戦争の映画ですが
多くのアメリカで製作されたベトナム戦争映画とは趣向が異なり、
アメリカ陸軍兵士が戦争によって精神を病み、狂気に犯されるという設定だけではなく、
狂気に侵されベトナム人少女を凌辱した挙句に射殺し、
それを告発した兵士が軍隊内で様々な妨害、無視にあうという、前線に展開するアメリカ陸軍内の体質や、
それに浸かり切った将兵の醜さや残酷性があって
ショッキングな史実です
映画の中で主人公が仲間に
「勘違いしてないか?
いつ死ぬかわからないから何してもいい?大切なのは逆だよ
いつ死ぬかわからないから余計に考えなきゃいけないんだ」
って言ってました
モラルを失う事の恐怖を感じました
もう1本は「マネーボール」
野球を「27個のアウトを取られるまでは終わらない競技」と定義し、
それに基づいて勝率を上げるための要素を分析した。
過去の野球に関する膨大なデータの回帰分析から「得点期待値」というものを設定して、
これを上げるための要素を持つ選手を良い選手とした。
具体的に述べると、出塁して長打で得点することが最も効率的である。
要は年俸の低い選手でも
出塁率や長打率などが良ければアウトにはならないワケで
逆にバント等はアウトを作ってしまうのでやらない
将来性等数値化できない事は無視する
年俸が少ない選手はエレファントシンドロームである可能性があるだけで
能力は高い事もある
とてもおもしろい映画でした