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シザー

2013.2 / 2

本日はサロンワーク前に

愛用のシザーをお手入れして頂いた

そんなところ

研ぎ上がったシザーが手元に届く

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25年は愛用しているメインのシザー

「おそらく」ブランド

「おそらく」ブランドとは

玉鋼を用いた日本刀(小刀)を作っていた

刀鍛冶の継承

つまり

以前は刀鍛冶職人が需要の減少と共に

鋏の製作に携わって現在に至る

因に

玉鋼とは

関東の小刀によく使われていた

優れた鋼(はがね)

今では合金になっているシザー

作る方も使う方も

そして

メンテナンスを施してくれる方も

みな職人

なので

気に入ったら付き合いは永くなるのですよ

本日研いでくれた村上氏

アシスタント時代からのお付き合いなので

もう30年近くのお付き合い

サロンの駐車場にて

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もちろん

車内は自主制作で鋏のメンテの事は何でも出来る

かなりのベテランぶり

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イメージですが

こんな感じで研いでいます

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作業が終わって

ちょいと

新人用に良いシザーが無いかと

訪ねたら

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「NIC」ニックがずらり

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こちらは

関西の良いメーカーで間違いの無いシザーと思います

値段もお手頃でかなり永くも使えそうですし

造りやラインナップもよく

切り心地が違った刃のシザーを使わなくとも

シリーズで揃える事も

新人にはこれを勧める事にします

因に私の場合は

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メインの3本柱

上から

「おそらく」のセニングシザー

「おそらく」のエフラージュ用の5インチ

「おそらく」のブラント用8インチ

すべて

村上氏に少しばかりのカスタムを施して頂き

より私の手に馴染むよう手を加えております

超高級品のハイネッタ等のブランド品は

工場出荷は5万円程

いくつもの中間業者が挟まり

値段が上がってしまい

馬鹿みなお値段になっているのですよ

他にも

同等の良いシザーは色々とあるのですよ

そして

研いだシザーはサロン内で

髪を切る前にティシュペーパーをトリガーで湿らせ

切る

そして

乾いたティシュペーパーを切る

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セニングシザーも同じように

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そして本番は

柔らかい毛のカスタマー様から

徐々に

硬い毛のカスタマー様へ使って行きます

そう

これをしないと

刃こぼれをしてしまい

良い切れが永く持ちません

そうなると

もう1ペアー サブのシザーが要るのですよ

何本あれば良いのかなんて

そんな大げさな数にもなりませんよ

手は限られていますし

結局

使いやすいシザーしか使わないので

そんな

「シザー」

でした