Product Design

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たまには振り返ります

2015.8 / 9

前にばかり進んでいるワケでもないのですよ

極たま〜に振り返ったりもします

昨年12月に完成して少々使ってその後の検証にかかっております

イタリア トスカーナ

MPG社のダブルショルダー(スムース革)を贅沢に使用した

レディーストート

完成時が下の2枚

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経年劣化とは云わなくとも

使う事で生じる表情は既に現れている

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若干のクタリ感は程よく

味のある艶感は他のそれとはまるで違う

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ドイツホックと呼ばれるビンテージカーの幌留めホックは真鍮の削り出し

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その他

金物は全て真鍮製ですが金物周辺の負荷のかかる部位の縫いに関しても

合格

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コレだから止められない

使い込む事で起こるモノの熟成とはこういった事でしょうか

形の完成迄はこちらの仕事

その後は使うヒトと共に育て上げ仕上げるモノの良さ

そんな

「たまには振り返ります」

でした

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視察

2015.7 / 11

時間が有ると視察もします

20年程前からのお付き合いのある工場へ現在の設備や能力をお伺いしに

特に今回は特殊なカッター

抜粋し

アングルを角度出ししてカットするものや

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厚い金属をレーザーでカットするものや

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特に今回はコレ

水槽の中で分厚い金属をカットするもの

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200ミルもある鉄の固まりから凄まじい程のピン角を切り出す能力

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この極細ワイヤーに電流を流しカットします

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このカッターはシールドルームを必要とします

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ドレもコレもオペレーター無しではデータ入力すら出来ないよ

そんなカッターですが

一度数値を出しておけば修正や再生産の時には助かりますね

小ロットであっても

量産を考えるならブレーンの工場の能力は知っておかないといけませんね

こちらでは

全自動マシニング等も揃えておりますので

色んな事が出来そう

取り急ぎ浮かんだモノはサンプルとして頭から吐き出したくなりますね

そんな

「視察」

でした

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底をついたかな?

2015.5 / 13

クーちゃんとお外で打ち合わせ

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綺麗なガーデンでお茶しながらの打ち合わせはいいもんです

バックオーダーいただいたラダーバックとスツールも引き取り

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そして

お伝えしておきます

北海道の国内のナラ材を取り仕切る業者さん情報ですが

国産ナラ材もそろそろ底をつきそうで

今後の供給が難しくなるそうです

材料の入手条件が大きく変わりそうなので

シェーカー・シリーズはテーブルとデスクに関してバックオーダーが難しくなる可能性があります

チェアーのバックオーダーは今のところ問題ないです

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輸入材は採れますので

作れない事は無いと思いますが

今迄のようなお気軽な価格帯ではなくなる思いますので

材料の入手経路を再調査ですね

そんな

「底をついたかな?」

でした

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プロダクトデザインの今

2015.3 / 27

進行中のプロダクトデザイン

<木製ワゴン>

スタイリストバージョンとアシスタントバージョン

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総オーク材

パッと見では解りませんが

基本

ホゾ組と蟻組みを駆使しておりますので

ビスや釘の類いは1本も使っていない拘りのシリーズ

キャスターを使っているのでビス留めに感じるかもしれませんが

ナットタイプを用いてボルトの頭は表に出ない工夫

勿論

キャスター交換の際にはバラシも可

トップにトレイもオプション設定し

後は

シザー収納引き出し内部に仕切りやサイドポケットを製作すれば完成のところまで進んでおります

そして

<レザーアイテム>

抜粋し

イタリアン・シボレザーとハードリネンを混在させたユニセックスのショルダーバッグ

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大方

元デザインからの修正をかけた最終デザインまでが固まり

製作の方へ

完成が楽しみ

そんな

「プロダクトデザインの今」

でした

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手縫い名刺ケース完成!

2015.1 / 25

完成ですよ

手縫いにこだわった東京メイドの名刺ケースが

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素材

イタリア MONTANA社

牛革ショルダー(両肩の部分)植物タンニンなめし

オーク ネイビー ワインの3色展開

そこまでは何度となく聞くであろう事ですが

ちょいと違うのがここからなんですね

絞り 洗い 元に戻す

ここまでの加工を施し

締めに

アニリン
(陰影を表現する為の加工)

この行程を施す事で革全体になだらかなシワが残り

ビンテージ感を醸し出すのです

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一枚の裁断物を立体に折り曲げ

一本の手縫いだけでミニマムに作り上げたアイテムなのです

立体に成形している事で40枚の名刺を入れる事が出来る

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そして

ツマミ部分の出が摘みやすさとデザインのポイントになっているのです

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サロンスタッフにも好評です

そんな

「手縫い名刺ケース完成!」

でした