Antique & Vintage

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ARDEBIL

2015.2 / 18

ARDEBIL
アルデビル

通常アルデビルで見受けられるデザインや色彩とは違い

個性派の一枚

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WOOL

262×166

見方向や色彩の癖が無く醸し出す雰囲気から

アンティーク家具のみならずビンテージの北欧家具等とも相性は良いかと

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フィールドベース色の薄いグリーンは殆ど見受けられない色

そして

細かく織られたシャキンとした線の印象

それでいて

特有の幾何学なモチーフは健在

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半幾何学な花や鳥を上手く取り込み

どこか

温和な印象を受ける

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縦糸はコットン

50〜60年と思われますがグッドコンディション

サイズ感も程よく使い勝手も良いと思います

そんな

「ARDEBIL」

でした

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レディースチェアー

2014.11 / 26

欠かせないチェアーの一つ

レディースのチェアー

珍しい事にタイプの違う2脚が揃ったのでご紹介

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2脚とも100年ほど経過していますヴィトリアン様式マホガニーの女性用サロンチェアーになります

共通しているのは女性用と言う事もあり

ファブリックが張られ座面が低い事

それと

動かす際のバッドマナー(引きずり)が無いようキャスターフットになっています

他にも共通して言える事は座面が広くアームレスなところ

一つ一つに理由があるのですが

例えば

座面が広いワケの一つは

「おしゃべりの際に用意に体の向きを変えやすかったり」

etc,

着座の際に脚を美しく見せる座面高は非常に重要で

370〜390くらいが多い

それと

殆どの場合背もたれに体を付ける事は無いので

飾りのような存在になる

なので

引き立て役程度ですが

装飾は品よく細部まで施されていま

「奥」

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「手前のハイバックタイプ」

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ローテーブルと合わせると

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男の私ですら

お茶したくなりますね

そんな

「レディースチェアー」

でした

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あえての暖色系セッティング

2014.7 / 19

ソファの前に敷く

あえての暖色系の2枚をご紹介

とは言っても

玄関にも サイドボードの前にも お好きに使って良いのだが

それと

「意外と水分を吸収するウール素材は夏場に重宝するのです」

「HERIZ」デザインの一枚を3Pソファの前に敷いてみると

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TABRIZ

146×106

WOOL&SILK

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花のモチーフが半幾何学模様になっているのも特徴の一つですが

何と言っても

全体を締める直線構成が際立つメダリオン

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ヘリーズデザインを用いるならスケール感も大事な所ですが

このサイズがあれば十分味わえるのですよ

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本家へリーズのユルさ感はありませんが

所々にシルクのピンラインが効果的に使われていて

洗練された作品

そして

singleのソファの前に

TURKEMAN

90×64

WOOL

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デザイン的もよくあるパターンではあるが

厚み 色 全体のバランスが良く

ボーダーに少々と中央のGYUL(ギル)部分のサフランが利いている

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似た様なモノは沢山目にしますが

ここまで良いモノはなかなかお目にかかれません

それなのにお手頃なので気兼ねなく使えるんですよ

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もちろん

使い方は色々ですが

程よく部族系の進化バージョンを合わせる事で調和がとれ

行き過ぎない雰囲気で落ち着くのかもしれませんね

どちらも

未使用品で大変綺麗なものですが

オールドの絨毯です

そんな

「あえての暖色系セッティング」

でした

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ミフラーブ文様

2014.5 / 6

信仰心が深くなると

このような文様の絨毯を作り上げる事も当たり前かもしれない

カシュガイ族

イラン国立絨毯博物館展示のモノ

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部族の中でも造りの良さで高く評価されているのだが

そもそも

『天上界への入り口を表現しているアーチ』

三日月と並んでイスラム教の象徴とされる為

モスクの絨毯にデザインされたり飾られたりしているそうだ

モスクにはミフラーブは欠かせないし

逆にミフラーブがあれば

どこでも

お祈り出来る

因に

ミフラーブとはモスクに欠かせない設備

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ここまでが前置き

ここからはかなりコアな話

『1』

遊牧民であるカシュガイ族では古くから質の高いミフラーブ作品が織られていて

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これはシラーズ地方のカシュガイ族定住の地の作風

KASHKOLI
(カシクリ)

194×130

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綺麗に左右対称に全てのモチーフが織られている

遊牧民も定住すると織り機の精度も上がるし暮らしが形になるのですよ

なので

独特のユルさは無くなるのですが緻密さが芽生えるようになる

ボーダーにモチーフされている小鳥も特徴的

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そして

『2』

イラン南部ファルス地方カシュガイ族

308×215

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広げてみよう

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定住しないと同じ民族でもこれほど違ってくるのかと思う雄大な雰囲気

50〜70年前のモノと思われるのですが

未使用で状態が良く古い絨毯には感じない一枚

伝統的なモチーフはしっかり入れ

完成度の高さと自然界との偶像崇拝をも感じる

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作者の感性に任せた小花(ミルフルール)の配置がちょっと素敵

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よ〜く視ると

メインモチーフを除き

全てのミルフルールはアシンメトリーなのです

解りにくいかもしれないので同じ位置を抜粋し

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ミルフルールが非対称ですよね

これは

下絵が無い事を物語っています

『1』の場合はカルトゥーン(下絵)をもとに織っていますので

かなり精密でしたよね

しかしながら

『2』は遊牧民特有のユルさが出ています

それが

メインモチーフの数点をしっかり配置し

あとは織りながら埋めて行く技法の現れ

「その証のヴァギレ」

90×54

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一見出来損ないのような絨毯ですが

これが貴重な一枚

実は滅多に出回る事の無いモチーフのサンプルなのです

少々残念なのですが

『2』とは少しモチーフが違ってます

しかしながら

時代や産地は一致し

完全な状態です

作者はこのヴァギレを使い大まかにイメージしたら織っていきます

先程のミルフルール等で埋めて完成させて行くのです

このように

ヒトが何かの為に祈る行為は信仰を超え理解出来ますし

強いエナジーがモノづくりを後押しします

つまり

神聖なモノが故

なおさらモノとしても質が高くなるのです

信仰の深い遊牧民の場合

テントの中に飾ったりモスクの方角へ向け下に敷き

お祈りをするのです

このような絨毯のみならず

宗教美術を評価する事は世界中で広がり続け

インテリアの中に取り入れる事も決して

珍しくは無いのです

ここ数年ヨーロッパでも盛んに広がっていて

例えば

「仏教徒でもないのに仏教美術彫刻を飾っていたり」

「偶像崇拝のアフリカ彫刻」

「ヒンドゥー教の偶像ガネーシャ」

etc.

もっと身近に例えファッション界では

「クリスチャンでもないのに十字架のペンダント」

このように

それぞれ一つ一つ

信仰を超えモチーフの意味合いが広がって行く事は良くある事で

なかでも

このミフラーブに関しては

カシュガイ族ですら今では織っていないので

過去のモノとしての更なる評価も高めているのです

そんな

「ミフラーブ文様」

でした

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桐たんすリメイク

2014.5 / 4

桐たんすのリメイクが終了

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自宅の建て替えの為お預かりしていた「3段重ねの上の部分」

下と2段目は残念ながら廃棄なのですが

全て捨ててしまうのはどうも心が痛むと言う事なので

仕様を変えたらどうですか

提案したのがこの形

「おばあちゃま生前の頃の思い出のモノが一つも無いなんて」

お孫さんからの依頼の説にこのようなお話だったので

普段は引き受けないのですが新居に合わせた

リメイクを提案させて頂いた

実作業は石原氏に委託しましたが

ご依頼に応えての色と艶

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金物も修復し機能としても再稼動

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花台にするのにもコーディネートが重要と思うのですが

手元に有ったもので取り急ぎ合わせる

ジャジムにやちむんの皿をを合わせたり

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器を変えてみたり

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線香立てはとても相性がいいようで

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好みもあるので

他にも

リメイクのトルクメンの敷物も用意

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プレゼンさせて頂こう

そんな

「桐たんすリメイク」

でした