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若い頃のクリスマスにて

2011.12 / 24

<若い頃のクリスマスにて>

もうずいぶんと前の事

私は若く

21歳

そこは

LONDON

クリスマスイブ

ホームステイをしていたところの家族と過ごす

イブ

午前中は教会へ行き

賛美歌を歌う

その家族

当然と言えば当然

私は無宗教なので教会へは行かず

家で待つ事に

午後になると近所の原っぱで

ご近所さん達が大勢集まり楽しく

団欒

何一つ贅沢なものは無く

持ち寄ったホームケーキなどを食べて楽しく

団欒

話しの輪に入るのも何やらぎこちなく

「これで暖まんなさい」

カップに入ったホットワインをいただく

少し酔ったので

そのまま原っぱで数人と寝っ転がったりし

暗くなってきた空を見上げたりして過ごした

「んー地味だな」

夜になると家に帰って

家族と私

離れて暮らす次男坊も加わり

滅多に料理をしないママの手料理で

団欒

色々と聞きたい事が出来て

クリスマスイブの過ごし方や何やら聞いた

本場は地味

『地味』

地味とか地味でないとか

そもそもそういったものではなく

『それ』

なのだと知る

普段よりも慎ましやかに

ほんの少しばかりの食べ物となかなか揃わない離れた家族

そんなひとときを過ごせる事に対し

『神に感謝』

そんな事柄

それ以来

仕方無しのお付き合いはあるにせよ

本質的には

『私のクリスマスは無くなった』

とさ

そんな

『若い頃のクリスマスにて』

でした

因に

他の現地の方に

ほとんどの日本人はクリスマスの事を良く知らないし

教会へも行かないのに

やっている事が

おかしい

「我々の神を冒涜している」

信仰深い人からは大切な神事

なので

お気をつけ下さい

でした